廃墟

2012年4月 8日 (日)

■熱海DEEPスポット(画像放出!)

片方の手は↑、もう片方の手は↓、そして「天上天下唯我独尊」。
よく学ランに書かれてたりしますね、この文字。
お釈迦様が生まれたこの花祭り、いまからン十年前に生まれ落ちました。

Facebookやmixiでお祝いの言葉をいただいちゃってうれしいんだけど、
さすがに「うれしさもちうくらいなりおらが誕生日」。
まあ歳も歳ですからねー。

でもこの「ちうくらいなり」っていうのが、中くらいと読まずに
文字どおり「ちうくらい」と言うのが楽しくて、
そんなのが楽しめる大人でよかったなと思ってます。

こんな歳でも、退屈な大人になりたくないなーって
いまだに思ってますからね。
もう死ぬまでこんなおばかな、ユルい感じ。

こんなユルキャラのくせにたまに毒吐くから
みんなこの毒々モンスターの酔っぱらって吐いた猛毒浴びて
殺意を抱いた人もいるかもしれない。

許してください。

今日はお詫びに画像をたっぷり載せます。
(あ、20号関連のメールも返します・・・すいません、いつも返信遅くて)

Img_7674rs

昨日かな、あ、一昨日か。
ワンダーJAPANの19号を見直していたら
え? こんな素敵な物件を、こんな小さく紹介してたのって
愕然としちゃいました。

この↑建物は掲載もしてなかったんじゃないかな。
Img_8004rs


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2012年1月10日 (火)

■布団だらけの廃墟・下田 御○ホテル(伊豆)その2

ワンダーJAPANでもおもしろい写真を数多く提供してくださっている
都築響一さんが有料のメールマガジンを創刊されました。

ROADSIDERS' weekly

当然、内外の珍スポやびっくり人間、キッチュな展覧会情報など
刺激的な情報・コラムが充実しています。
興味のある方は上のサイトに詳細が綴られているのでご覧ください。
出版業界に身を置く人間としては耳が痛い創刊の言葉がたくさん並んでいます(笑)

                              

御○ホテルの続き。


Img_1428rs
 

ぼくはフラッシュの光があまり好きじゃない。
ワンダーJAPANでも地下空間を取り上げることも多いが
できれば、暗い雰囲気はそのまま残して紹介したい。

フラッシュはあまりにも光が強烈すぎて
暗闇に対して申し訳なく思ってしまうのだ。

といっても、真っ暗闇だとそうも言ってられなくて
LEDライトなどで照らしながら撮影することもある。


Img_1435rs_2

カメラには水準器も内蔵されているし、
三脚立てて絞るだけ絞れば、シャープにも撮れるだろうけど
時には、水平を崩し、安定感の出すぎる構図も崩すのも楽しい。

それにしても魔法瓶の錆、湯飲み茶碗、壁の具合と
写実主義の静物画のように見える。

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2012年1月 5日 (木)

■布団だらけの廃墟・下田 ○苑ホテル(伊豆)その1

あけましておめでとうございます。

コミケに行く人に向かって、「風邪ひかないように気をつけたほうがいいですよ!」とか
「風邪ひいてなくても予防的に風邪薬飲んで行くといいかも(←ホントか?)」など
あちこちで言いまくってたのに、コミケに行った翌日の大晦日の夕方ごろから
絵に描いたようなびっくりするぐらいの激しい悪寒が・・・。

結局、元旦はずっと布団の中。

なんか正月って1年おきにこんな感じだったような。
学習機能が1年ぶんしか働いていないんではなかろうか。

というわけで

Img_0676rs

(年賀状で使った画像のうちのひとつ、シャボ助。いま命名しときました)

今年もどうぞよろしくお願いします。
  
  
                    
  
  
紙幅の都合で19号で紹介できなかったものの中から
3回にわたってこの廃墟をお届けしようと思う。
 


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2011年12月11日 (日)

■ワンダーJAPAN19号と神田のかっこいい廃ビル(追加情報あり)

いつのまにかカウンターが[000201475]になってました。
20万1475!

全然更新が遅れてるのに、いつも?お越しくださりありがとうございます。
来年はもっと頻繁に更新したいと思ってます。


          

というわけで、やっとワンダーJAPAN19号を作り終えた。
全部のページの最終形を見ているんだけど、やっぱりバラバラはバラバラ。
160ページってなかなか終わらなくて、泣きたい、やめたいって作りながら思うけど
きついインクの匂いのする1冊にまとまったものを見ると、
投げ出さなくてほんとよかったって心底思う。はず。今回も。

  
19号のワンダーJAPAN表紙は、2011年に新しくオープンした
紛れもない珍スポ、しかもけっこうでかいというか広い「まぼろし博覧会」から。
  
  
Japan19rs

古くさいファッションなのに、なんかかっこいいマネキン。
廃植物園をリニューアルさせた施設に、昭和レトロな町並みの再現と

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2011年11月23日 (水)

■伊豆下田で見たもの

ワンダーJAPAN19号は12月17日発売。
残すところ1か月を切った。内容は、ざっと…以下の通りです。

第1特集*伊豆ワンダー
熱海DEEPスポット、秘宝館、NEW珍スポ(↓画像参照)、巨大観音、廃墟、
伊豆半島は珍スポと廃墟の宝庫。

第2特集*巨大な○○!
新宗教の巨大建築、巨大廃墟、巨大電波望遠鏡から
東京スカイツリーや巨大犬型展望台まで登場。
都築響一さんには海外の「巨珍」をお願いしてます。
どうしてもWJに載せてもらいたい画像があったので。

特別企画
産業遺産*赤平炭坑立坑櫓、旧サッポロビール九州工場醸造棟
大阪の赤線跡*飛田新地・貝塚遊郭跡・松島新地

他にも強烈なモジダラケハウス

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※伊豆のNEW珍スポ、まぼろし博覧会より。
ここは、ふたつの閉館した秘宝館からかなりの数の
人形が運び込まれたため、不思議な展示が楽しめる。
  
   
ワンダーJAPANの場合、原稿の文字量はそれほど多くないので
原稿整理はそこまでたいへんじゃないんですが、
とにかく画像点数が多いので、画像整理がたいへん。

ウンコの力…否、ウコンの力を飲んでがんばってます!

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2011年8月22日 (月)

■謎のお寺・那智山 奥之院(滝見寺)

8月14日(日)、夏コミへ。
心なしか節電? まさかの夏コミ節電??(+_+)
汗かきなので、2リットルぐらい汗かきました。死ぬかと思った((+_+))

この汗を「コミケスウェット 2000ml」として売りたかった。。。

その後、新橋というか有楽町近くで水分補給(アルコールは水分補給にならないらしいけど)。

帰り、有楽町駅に着くと、こんな光景に出くわした。

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大竹伸朗氏の新作?
道路や船が航行する河川の上に架けられた高架橋には
橋脚を守るために保護構造物(あれの正式名称はなんでしょう?)が設置されているが
ここでも、見事に橋脚の手前で車の衝突から
高架橋をガードしていた。Good job!

高架橋をガードするから、橋脚ガード(guard)と以前、本誌で書いてしまったけど
高架を橋桁(girder。プレートガーダー橋のガーダー)から、ガードと呼ぶので」
紛らわしかったなと反省してます。

ちなみにこの車、初心者マークがついてました。
ご無事だといいのですが。


          

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2011年5月 3日 (火)

■廃ガーデンと新幹線型公衆便所

現在、ワンダーJAPANの18号目を作ってます。
地域別では、「鹿児島&熊本ワンダー」を(地味渋物件多いながらも、たまに派手な仏像も!)
もうひとつの特集として、「不思議な珍建築100」を予定してます。

また、建築関係者からは、「勝手メディアが好き放題やってるよ。怖いもの知らずだ」と
言われてしまいそうだけど、まったくしがらみがないので
有名建築家の物件だろうがなんだろうが、じゃんじゃん取り上げます。

お楽しみに!


               


最近、健康のことを考えて、自転車に乗ることが増えた。
天気のいいときは、たまにカメラ散歩のかわりにカメラサイクリングをしてる。

略してカメサイ(亀祭りにしか聞こえない)。

でも、歩いても、チャリでも、車でも、撮るものはいっしょ。

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しょうがないよね、こういうのが好きなんだもん。

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「編集長の地元って廃墟ばっか?」

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2011年2月28日 (月)

■歌舞伎町周辺の珍建築4(東京・新宿)

ブログを書いていたら、いつのまにかソファーで寝ていた。
朝7時に寝なおして、起きたら午後3時。

久しぶりの休日が・・・。

CSで映画「Driving Miss Daisy」がやっていたので
途中からだったけど、なんとはなしに見てしまう。

ユダヤの老未亡人(ジェシカ・タンディ)と
黒人の雇われ運転手(モーガン・フリーマン)の話。

これ、なかなか味わい深いいい映画だった。
気持ちが前向きになりそうで。
脚本がよくできてる。

日曜日、夕方近くまで寝てしまって1日をムダにしてしまったときに
ムダをかなり取り戻してくれるんじゃないかと思う。


                    

軍艦マンション見学会へ行った帰り、会社に戻る道すがら。

まず、すぐそばにあった神社でちょっと休憩。
歌舞伎町周辺にある神社といえば花園神社が有名だけど
稲荷鬼王神社もけっこうおもしろい。


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小さな神社なんだけど、まず、富士塚がある。

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日本一の繁華街近くにこんなものが。
こちらにも塚がある。

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2011年2月 6日 (日)

■滅びの美学(なぜ廃墟に惹かれるのか?)

季節を分けると書いて節分・・・もいつのまにか終わってた。
節分を過ぎると立春、春!
花まつりの4月8日には、48回目の誕生日を迎える。

やれやれ。

年を取ると、それだけ知らないことを知るようになり
世界が広がるのだが、一方で、忘れることも多いので
世界は縮まるような気もする。

まぁ、宇宙から見たら、人間の一生はまばたき程度。
人間は、たんぱく質とか水でできてるブヨブヨしたもの(サティの曲にあった?)。

47年生きてきて得た結論だ。

春というと、あけぼのよりも、横光利一の「春は馬車に乗って」を読んで
感動した事実を思い出す。


でも、何に感動したのか思い出せない。


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瞳孔が開いて、こんな風景を見ている感じだろうか。
(総武線の軌道を下から見たところ)

Blinded By The Light
ブルース・スプリングスティーンの曲だけど、
マンフレッドマンズアースバンドのカバーが秀逸!
ビルボードNo.1です、たしか。

初期のブルース・スプリングスティーンは、とくにいい曲を書いていた。
パティ・スjミスの「Because the Night」とか。


それにしても読書感想文をいちいち書いておけばよかった。
せっかく感動したのに、それがなぜだか思い出せないのだ。

だから本が捨てられない。
せめて感動した証として、メモがほしい。

安部公房の「壁」、バタイユの「マダム・エドワルダ」、モラヴィア「無関心な人々」、
ジョイスの「ダブリン市民」、中上健次の「枯木灘」、
みんな何かしら感動した本なのだけれど、いったい何で感動したのか
遠い記憶の彼方なのだ。
感動した事実だけは消えてほしくないので、本を手元に置いている。

映画もどんどん忘れる。

一時期、ヴィスコンティ映画をたくさん見た。
なんとなく「滅びの美学」に惹かれて。

「ベニスに死す」はマーラーの曲もふくめ、わりと覚えているけれど、
「地獄に墜ちた勇者ども」「ルートヴィヒ 神々の黄昏」のあらすじを言えと言われたら
シャーロット・ランプリングがすごい美人だったとか
ワーグナーの楽劇だけど、内容はなんだっけ?と、そっから先はさっぱり。

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2011年1月 8日 (土)

■その後の猪名川クレー射撃場(やりなおし)

新年あけましておめでとうございます。

下書き保存と間違えて、書きかけのブログを公開してしまいました。
新年早々、今年もやっぱりサザエさん。。。

なんて気分を吹き飛ばす1曲。

Aerosmith - Walk This Way

1977年のエアロスミスのヒット曲。
印象的なギターリフ、ファンキーなリズムギター、
ノリノリのドラムスに、メロディ控えめでノリノリのリズミカルなボーカル。

エアロスミスはとくに好きでもなかったけどこの曲は別格。
かっこいい。
実際、テレビ番組でもよくBGMとして使われている。

その約10年後、有名なカバーが出た。
  
 
Run DMC ft. Aerosmith - Walk This Way

メロディアスなリフにからむメロディレス(?)なボーカル、
ミディアムテンポの前のめりなリズムはオリジナルのままだが、ラップミュージックそのもの。

オリジナルもカバーもどっちも甲乙つけがたいほど秀逸。
やはりカバーするなら、こうでなくちゃね。

70年代は、Wild CherryのPLAY THAT FUNKY MUSICとか
イアン・デューリーのSex & Drugs & Rock & Rollなど
ドライブ感のあるギターリフの名曲がいくつも思い浮かぶ。


雑誌もこんなふうにグルーヴな勢いがあるといいですね。
(なんか無理やりそこへ話をもっていった感じがするけど、気のせいです)

  
   
                                

    
昨年の10月、ワンダーJAPAN17号の特集取材で
大阪・能勢の高燈籠から神戸へ向かう途中。

猪名川クレー射撃場跡はいまどうなっているのか気になったので
ちょっと寄り道してみることに。

八角形の建物や大量の薬きょうの存在が特色の
廃墟ファンの間では有名な兵庫物件のひとつだったが
2007年に解体されたという。

猪名川クレー射撃場
   
   
   
2010年の夏は猛暑が話題だったが、10月の中旬になっても
まだ日差しが強かった。
暑いときや寒いときの取材はいやでも記憶に残る。


住宅街の行き止まりで車を停め、小さな池の横の
鬱蒼として暗い道を抜けると明るい野原に出た。
  
   
    
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