■布団だらけの廃墟・下田 御○ホテル(伊豆)その2
ワンダーJAPANでもおもしろい写真を数多く提供してくださっている
都築響一さんが有料のメールマガジンを創刊されました。
当然、内外の珍スポやびっくり人間、キッチュな展覧会情報など
刺激的な情報・コラムが充実しています。
興味のある方は上のサイトに詳細が綴られているのでご覧ください。
出版業界に身を置く人間としては耳が痛い創刊の言葉がたくさん並んでいます(笑)
御○ホテルの続き。
ぼくはフラッシュの光があまり好きじゃない。
ワンダーJAPANでも地下空間を取り上げることも多いが
できれば、暗い雰囲気はそのまま残して紹介したい。
フラッシュはあまりにも光が強烈すぎて
暗闇に対して申し訳なく思ってしまうのだ。
といっても、真っ暗闇だとそうも言ってられなくて
LEDライトなどで照らしながら撮影することもある。
カメラには水準器も内蔵されているし、
三脚立てて絞るだけ絞れば、シャープにも撮れるだろうけど
時には、水平を崩し、安定感の出すぎる構図も崩すのも楽しい。
それにしても魔法瓶の錆、湯飲み茶碗、壁の具合と
写実主義の静物画のように見える。
こういうデザイン? と思ってしまいそうな障子。
カメラの性能が上がると、どこまでも写りがよくなっていくけれど
表面的にきれいに撮れただけの写真ってちっともおもしろくないということは
ワンダーJAPANの創刊時からあちこちで言ってきたんだけど
それでもいいレンズがあれば、ほしいなって思ってしまう。
水のない大浴場。
お湯を入れたらそのまま使えそうなほどよく保存されている。
浴槽のブルーに、ワンポイントの黄色い桶。
よく見れば、ハート型!
なんだろうと思いつつちゃんと調べてないという・・・ダメじゃん。
天井を見れば・・・あ!
「日本アスベスト株式会社」
断熱材とか使われてるんだよね、よく。
え〜と、次いきます。急ぎ足になりつつ撮影を続行。
また、部屋の画像。
布団の間に転がるテレビ。
かつて、旅館やホテルのテレビは有料だった。
そして、この有料をタダで見ようとする人もいたり。
こちらはダイヤル式の内線電話。
部屋から外に出られた。
はやりこもった室内よりはるかに空気がおいしい。
部屋に戻る。
洋室は、畳がないせいかドライだ。
アナログのVHFとUHFのダイヤル。
これはダブルベッドとは言わないですよね?
(さらに続く)
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