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2011年12月11日 (日)

■ワンダーJAPAN19号と神田のかっこいい廃ビル(追加情報あり)

いつのまにかカウンターが[000201475]になってました。
20万1475!

全然更新が遅れてるのに、いつも?お越しくださりありがとうございます。
来年はもっと頻繁に更新したいと思ってます。


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というわけで、やっとワンダーJAPAN19号を作り終えた。
全部のページの最終形を見ているんだけど、やっぱりバラバラはバラバラ。
160ページってなかなか終わらなくて、泣きたい、やめたいって作りながら思うけど
きついインクの匂いのする1冊にまとまったものを見ると、
投げ出さなくてほんとよかったって心底思う。はず。今回も。

  
19号のワンダーJAPAN表紙は、2011年に新しくオープンした
紛れもない珍スポ、しかもけっこうでかいというか広い「まぼろし博覧会」から。
  
  
Japan19rs

古くさいファッションなのに、なんかかっこいいマネキン。
廃植物園をリニューアルさせた施設に、昭和レトロな町並みの再現と

妖しく艶めかしい等身大フィギュアが並ぶところと
巨大な温室にはなぜか大仏が・・・。
  
詳細はまた今度書きます。
次号は12月17日発売です。
書店で予約してくださったら、いちばん嬉しいです。
毎回、そこで本を置いてもらえるかもしれないので。
  
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以前から気になる古いビルが神田にあって、前を通るたびに撮影してたんだけど
東スポのFさんも実はそのビルが気になってたそうで、久々に最近の様子を
教えてあげようと撮影しに出かけたら、隣のビルが解体されていて
その古いビルの、もうひとつの顔が露わになって愕然としてしまった。
それがこのビル。  


Img_6440rs

古いビルだとは思っていたけど、神田によくある近代建築だと思っていた。
  


Img_6426rs
  
  
Img_6425rs
  
外壁崩落の危険性があるからネットが張られていて 
「ここもそのうち解体かなー」、そんな感じで見ているだけだった。

ところが、今日(12月10日)、前を通ってみてびっくりしてしまった。
この廃ビルよりはまだ全然新しかったビルがすっかり解体され、
この廃ビルのもうひとつの顔が突然現れたのである。
  

Img_6365rs


えー、このビル、側面はトタン張りじゃないか!
しかも上の方は和風の三角屋根がある!

18号で紹介した神田のマンサード屋根の家まではいかないけど
3階部分に秘密部屋がありそう。
  
 

Img_6465rs
  
  
というか、これ、何階建てなんだろ。
いったいどういう構造なんだろ。
  
  


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ものすごく興奮してしまった。
こんなカオスな建物は、大阪にあった軍艦アパートを取材したとき以来の
ものじゃないかと、それぐらい感動してしまった。
  
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窓の大きさも形もランダムだし、トタンと錆がいい感じで主張しあってる。
正面から見た印象とまったく違う顔じゃないか!

たとえが古いが、ブニュエルの映画「昼顔」のカトリーヌ・ドヌーブか!(上流階級の婦人で、娼婦だった)

いままで気づかなかったけど、正面右側の隙間を改めて確認したら
なるほど、たしかにトタン張りになってるのが見える。

Img_6429rs
  
 
最初にiPhoneで撮影し、次にコンデジで撮影したのだが
どうもうまく撮影した気がしなくて、結局会社に置いてある
キヤノンの7Dを持って再び現場へ。
  
これも看板建築と言うんだろうか。
表面(ファサード)だけ取り繕っているのだが
実は、側面も形容しがたい得も言われぬステキな雰囲気を醸し出していて
そこを長いこと表に見せてこなかったのがひどく残念だ。
(きっと評価されなかっただろうけど)
  

 
会社から帰るときに、遠回りして、再び、廃ビルを見に行ってみた。
わずかな明かりがあり、手持ちで撮影してみたが
コンデジ(いつもリコーのGX200を持ち歩いてます)ではさすがに厳しいかなと思ったが
  


R0017006rs
  
  
運良くカメラを置いて撮影できる場所があったので再度チャレンジ。

そうしてなんとか手ブレもせずにけっこうきれいに
闇夜に浮かぶ廃ビルの姿を撮影することができた。
  
  
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この要塞のような廃ビル、できればこのまま保存してほしいのだが
せめて、解体する前に内部の構造を記録させてもらえないだろうか。
   
   
   
いま、真剣に所有者(地権者)を捜しています。
場所は京王プレッソイン神田のすぐそば。

※その後、ツイッターのフォロワーさん(HP「都市風景への旅」)からの情報で、
この建物が岡田信一郎という名のある建築家による設計で
旧木村商店旧村木商店だということが判明しました。

こちらには貴重な高所からの撮影画像が掲載されています。

正面から見た部分のみに意匠を凝らした看板建築物件の場合、
両脇の建物が間近に迫っているとそれが「看板」であることに気づかないという・・・
慣れって怖いですね、大事なものを見落としちゃうという。。。
  
  
ちなみに、すぐそばに、こんなかわいい建物もあります。
ちょっとだけ唐破風っぽい屋根がかわいくないですか?  
   
   


Img_6491rs 
  
  
  
  
  

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コメント

土曜日発売ですね!いつも楽しみにしています。
いつも思うんですけど、こういったへんてこで(失礼ですが。。)面白いスポットや情報はどうゆう風にゲットしているんですか?
マニアックなハートを揺さぶる素敵な仕上がりでいつも嬉しいです〜

投稿: みん | 2011年12月15日 (木) 21時08分

sunみんさん

返信、遅くなってすいません!
いつもありがとうございます。
無事入手できましたでしょうか?

廃墟は廃墟の達人が、珍寺は珍寺の達人がと
それぞれコアな方たちが何人かいるので、そうした人の協力が大きいです。

参考文献としては、八画文化会館の『ニッポンの廃墟』や戦績関係の本、
都築響一さんの『珍日本紀行』、その他
それに亡くなられた荒川聡子さんの「B級スポット&動物園大好き」など
ディープなサイト、
編集部に直に寄せられる情報などいろいろです!

みんさんも、身の回りのもので、いつも見慣れちゃってるけど
実はへんてこなものがあったりするはずなので、ある日、
そのへんてこさに気づいたら、情報や投稿をお願いします。

まだまだあると思うんですよね〜。

旅行に行ったときとか、なんかへんなオーラが出てるなーって
だんだん妖怪アンテナみたいな「珍スポアンテナ」が発達してきますよ♪

投稿: いさむ@WJ | 2011年12月26日 (月) 02時09分

なんだか寂しいですよね~発行の回数が減りましてつまらんです(笑)
この号を読んでからずっと探していた「鯛よし百番」というか飛田遊郭の写真集を見つけました。復刊希望していたのですが区立図書館にありまして眺めました。
なんだか目黒の雅叙園の壊された部分のような装飾でワクワクしてしまいました。
やはりわたしにはなくてはならぬ本なのでまたどんどんでるといいな~~

そういえば江古田の千川通り沿いのお稲荷さんですが、あの場所にあります。
廻りは壊されたんですけど・・・

投稿: さっちゃん | 2012年4月20日 (金) 15時29分

cloverさっちゃんさんへ
年2回発行ですからね。。淋しくてすいませんです。
大阪の赤線・遊廓跡の記事にあった鯛よし百番は
7号でも取り上げていて、そのときは室内の様子も掲載してるんですが
あれからずいぶん多くの方がお店に行かれたみたいです。
飛田遊廓の写真集があるなんて!
正式なタイトルや出版社の名前はおわかりになります?
「あの場所」???

投稿: いさき@WJ | 2012年4月23日 (月) 10時58分

最近、女性の方がレポートの本を出されて話題になり読んでみましたが文面ばかりで少々わかりにくく、以前出ていた写真集「飛田百番ー遊郭の残照」橋爪伸也 著
創元社 2004年出版
現在絶版でみなさん復刊ドットコムにリクエストしています。
なぜか練馬区立図書館に所蔵がありまして読んだわけです。

飛田・・・高校生の頃に黒岩重吾さんの小説で知りました。

飛田百番の写真集を見ていると、なんとなく目黒雅叙園のチープな感じで笑えましたが、この写真集には建物の図面なども出ています。
貴重な本なので復刻してほしいと思います!!

お勧めします。

投稿: さっちゃん | 2012年4月28日 (土) 21時07分

さっちゃんさんへclover

その本は筑摩からのやつですね。
ずいぶん飛田を追いかけてますね。
写真集詳細ありがとうございます!
Amazonで買うとなると古本で1万円かぁ・・・
探してみます。
見つからなければ、最後は練馬区立図書館か(たぶん)国会図書館ですねー。

チープって失礼な(笑)でも、そんな感じらしいですね。
高校生で黒岩重吾って読むものなんですか?
飛田が出てくるってことは、古代史もの以前のですよね。

投稿: いさき@WJ | 2012年4月30日 (月) 16時11分

アマゾンで中古は出ていないです。日本の古本屋でもないし、紫式部でもない。
すごくうすくて大きめな本です。
やはり練馬図書館お勧めします。最寄りの図書館から手続きすると順番で借りることができます。

黒岩重吾・・・読みますよ~~
当時高校の先生が面白い人で高校生で読まないものたくさんね(笑)

そうだ、もしご存知でしたら教えてください。
京王線の「幡代」という駅は今、使われなくなり地下に潜っていて通過駅ですよね(廃駅)
実は父方の祖母が私の子供のころ甲州街道沿いでパン屋をやっていて目の前に緑色の電車。幡代の踏切、幡代の駅。
それとなんとオペラシティの前身「東京工業試験場」の前庭で遊んでいたんです。行くたびに。
なんで廃駅になったんでしょう・・・いまになると気になるのですが・・・

投稿: さっちゃん | 2012年5月 1日 (火) 23時10分

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